嫌われ松子の一生

昨年公開時に、昼間見てきたという後輩と飲んでて
全然面白くないっすよ、ほんと損した、
みたいなことを彼が言っていたのでふーんそうかと思い、
別に積極的に見たかったわけでもなく放置だったのが
なぜか最近何のきっかけもなく見たくなり、借りるに至る。
面白かったので、今後件の後輩の映画評は信じないことにします。
ストーリーがどうのこうのと言うよりは、演出が楽しい。
楽しい、というのも語弊があるけれど。
「女」という種類をデフォルメすると松子なのかもなぁ。
私の中では、柄本明とゴリが良かった。
「磐井屋百貨店」(笑)屋上、2〜3回登場するけれど
極度にきらびやかで哀しさを増幅させる演出。
風景や雰囲気と心情をわざとコントラスト強くするのに弱いのです。
劇団ひとりは何をやっても劇団ひとりという人に見えてしまい、
これって得なのか損なのか?