暇なような忙しいような・・。

先日友人に、ミクシィの日記を使った方が見やすいと言われたので
本当はリンクを切ってこちらの日記をコピペするという作業をしたいのだけど、
そこまで重要性がないのでほっぽらかして2週間弱経ちます。
日記2つ書くなんてネタがなくて無理だし。


この前書いた有休の件、来週に一日取ることができました☆
このままだと「名目のない有休」を一日もとらずに(たぶん)異動になりそうだったので
さすがに1回くらいやってみたかったの。
でも満員でほかの日に回された研修を急遽受けられることになったため
出勤日が異様に少なくなってしまった。
研修の課題は時間がちょっとだけあったときに思い切ってやってしまったのだけど。


今日は休みだけど期日の迫ってきたレポートを書いたり
昨日お持ち帰りした仕事を片づけたり(涙)とお篭もりしてました。
月曜日の会議の資料作り、まだ手つかずであります。
資料っていうか案すらまだ考えてない。真剣に手つかずの状態。やヴァイ。


休みなのに仕事の話ばっかりだよー。
では最近の読書について。
吉村昭の『ポーツマスの旗』を読み始めました。
と思ったらなんだかすごいタイミングで吉村氏が亡くなりました。
明治時代の話を読んでいるといつも感じるのだけど、
人の環境や文化の変化に対する順応性って偉大だなぁと思う。
日本人は特にそういった面で節操がないところがある(好意的な見方ですよ)と思うのだが、
何百年かの歴史を背負って帝国型植民地支配の構造を作った欧米に
たかだか50年で形ばかりにしても追いつくというのは言うまでもなくものすごいこと。
そして、その間日本の世の中は国家運営の組織から何からすべてが大きく変わったわけなのだけど、
日露戦争の頃になるともう民衆はすっかり「近代人」の様相を呈してくる。
つまり、近代社会の構造を当然の身近なものとして生活している。
それって面白いなぁ、と思うのです。
ルールなりやり方なりを規定された箱のなかにぽんっと放り込まれると、
迷ったりもまれたりしながらも人はうまく社会を作っていくものらしいです。
明治期の日本と第2次大戦後すぐの日本を書いたものなんかを読むと
そういうものなのね、と思います。
シムシティ文化版、みたいな。
要は、「今日からこういう箱を用意したからこっちでうまくやってね」と言うと
わぁーーっとがんばっていい具合のものを作り上げる。
それも、少なくとも表の形はお手本に近いものを上手に作るわけです。すごいことだ。
だんだん何が書きたいのかよくわからなくなってきた。
えーと、『ポーツマスの旗』は日本近代史無知の私にとって大変面白い本でした。
小村の交渉術の話かと思っていたら、
東京で起きた騒動なども事実を追う展開とはいえ意外に臨場感のある記載で、
都市文化ラヴァーには垂涎の資料的小説(それは言い過ぎかもしれない)。

ポーツマスの旗 (新潮文庫)

ポーツマスの旗 (新潮文庫)