昭和3部作

劇団四季の昭和3部作をコンプリートしました。
今日は最後の「南十字星」。
3つの中で一番重い感じだったなぁ。
そして、私は大きな異論はないのだけれど、
メッセージ性が強いというか思想的に指向性があるというか、主張のある舞台でした。
昔ゼミで流行った「国威の掲揚」という言葉を思い出す。意味はだいぶ違うけど。
www上ではノンポリベースで行きたいので多くを語るつもりはないが、
「何のために生きるのか」を考えさせる話だった。
舞台の言葉を借りれば「怨恨を晴らすために殺され」た人々は
自分の死が日本国民の未来の礎であるという哲学のもとに死ぬ。
日本にはその「未来」を作った「団塊の世代」が存在し、私たちはさらにあとの世代である。
団塊の世代は何かと今注目の的であるが、その世代に対する議論はとりあえず置いておく。
ただ、日本の未来の礎になると信じて死んでいった人々が存在することを記憶にとどめておくなら、
彼らに対してきちんと顔向けできるような社会を実現し続けないといけないのではないか。
言い方が難しいのだけれど、産経的に言うなら日本人の誇りを持って生きろ、ということかしら。
つまり、やりたいことしかやらずに無為に近い意味で適当に生きる生き方は誇りがないということ。
社会が経済的に豊かであることはそういう生き方をも容認してしまうのだけれど、
それでは経済的な豊かさは国民性を滅ぼすことになるでしょう?
社会システムを見極めてバランス良く生きていくのは重要だと思う。
しかしシステムに対してフリーライダーであったり、安易に他人に迎合したりするのは間違い。
そのあたりは人間の品性の問題でもあるけれど、その集合体が国民性なので
単なる個人の問題とは言い切れない。
逆に「個人の問題だからどっちでもいい」というのは無責任。
そういう品性を持っているべきだということを言いたいのです。
あぁ、www上でものを書くのは難しい。
ちなみにこんなことを考えさせる話を見ながら飲食禁止なのにガムやら飴やらをうるさく食べる
すぐ後ろの席にいた高齢者集団なんかは言語道断なのです。
私よりもリアルに舞台上の世代を知っている人たちのはずなのに、品位のなさに唖然とします。


今日は南十字星の後恵比寿でフランス料理。
すごく空いていたのでお店のおじさんといろいろ話をしていたら、
普段はグラスじゃ出さないブルゴーニュをなんとハウスワインのお値段で開けてくれた!
食事しながら春〜夏に開催予定のお食事会について計画を進める。
長居したらデザートワインまでサービスしていただく。


実は今日から3連休。
11月頭の連休以来の連休です。今日も休み明日も休みはほんと久しぶり。
明日あさってと箱根行ってきます☆