久しぶりコンサート。

友人のツテで某ソプラノ歌手のクリスマスコンサートに行く。
その前にごはんを食べようということになり、先日行ったクレープ屋さんへ。
今ひとつ場所が不明確だったので、たどり着けて良かった。
そこで2人で食べすぎ、時間を焦ったり(汗)。


コンサートについて多くは語るまい、というか、
歌はとっても良かったのです。
美しくて音楽をする楽しさが全面に現れていて情感がこもっていて。
特にウィーンわが夢の街とアメイジンググレイスリリー・マルレーンがお気に入り。
クリスマス曲はそれらに比べるとちょっと落ちるかな。
それよりなによりコンサートの演出が・・・。
演出家関係のご招待だったのだけど、それはどうなの?という場面がたびたび。
意味の分からないシークエンス(って言わないか)がたまにあった。
最初がもっともわからない。
音楽自体がとても良かっただけにいろんなことをやりすぎた感がある。
もっとシンプルでいいんじゃないでしょうか。
あ、コントラバスのチャールダーシュはすごくよかった。
コントラバスなので地味だったんだけど、コントラバスであれを弾くのがいかにすごいことか。
フラジオ部分なんて本当にきれい。


終演後は友人と某地元プロオケの職員(団員に非ず)と3人で軽く飲む。
オケの事務方のお仕事なんて普段触れる機会がないので新鮮で楽しかった!
友人も言ってたけど、音楽関係者にしては珍しく感覚がとってもまともだし。
異業種との接触はできるだけ持っていたい。


そういえば横光利一の『上海』はやっと読了しました。
横光利一といえば『蠅』のイメージがあったので
そういったシュールさはなくて少し拍子抜け。
でも言葉の使い方とかすべてを書ききらない展開とか、
久しぶりに中学校のときを思い出すようなまともな文学小説を読んだ気持ちがする。